はじめまして、山野と申します。
大学・大学院と日本語文法の研究をしてまいりました。その知見を活かし、学校教員として教鞭をふるったのち、塾・予備校での集団授業や、オンラインでの個別指導で大学受験指導に携わっております。担当は主に「難関国公立大学の二次試験対策」です。いわゆる記述力・論述力を高めることが得意分野になります。
元教員で受験学年の担任も持っておりましたので、様々な要因で学校に対する苦手意識をお持ちの生徒様と関わってきた経験があります。
実際、大学に入学してみるとわかることではありますが、同級生にも様々なバックグラウンドの方がいらっしゃいます。高校に通わずに(あるいは定時制高校から)大学に入学した人も、定年退職後に大学に入り直した人も、海外からの留学生も、高校卒業後だらだらと過ごしてから大学に入ってきた人も、私の同級生におりました。
大学は高校までとは違い、色々な人のサラダボウルです。そして、もっと学びたいという気持ちを皆一様に持っている、それが大学です。
私は自分の専門性を活かして、大学で学ぶことの意義であったり、学ぶことの楽しさであったりをお伝えできればと思っております。そして、その気持ちのお手伝いができるように併走させていただきたいと思っております。
【指導上大切にしていること】
私の授業の特徴は、とにかく興味を持つことにあります。
人間は、興味がないことを学ぶことに強い苦痛を感じます。もし大学受験が自分の嫌いな勉強で埋め尽くされているのであれば、その気持ちは大学に進んでも続くでしょうし、それは私なら到底耐えられません。
興味を持つことで自分から知識を取りに行くことができるようになれば、教科の成績は自然と上がっていきますし、それは大学への興味・モチベーションへと直結していきます。
苦手なこと、嫌いなことはできる限りやわらげる方針を模索し、その代わり好きな部分・得意な部分を存分に伸ばす、それが私が指導上最も重要にしていることです。
【教科を通して高校生に学んでほしいこと】
私の担当教科は国語です。国語はかなり抽象的な内容で、自学がしにくい部分であり、そして皆が日本語をそれなりに扱えるために、勉強としての優先度が下がってしまいます。
よく、大学受験では「選択肢の選び方」がクローズアップされます。消去法で解く、こういったテクニカルな考え方です。たしかにそれは、受験で点取り合戦をするのであれば有効なものなのかもしれません。ですが、それはあくまでテクニックです。現代文を、選択肢を選ぶことで乗り越えてきた人には、本質的な読解力が伴っていません。その選択肢の組み合わせではなかったら解けないかもしれない、そんな勉強は、私は勉強だと思っていません。
私のターゲットは、大学受験の先、社会に出たときに十分通用する日本語力を身につけることにあります。しっかりと文章を書くこと、文章を読むこと。そして、人前で話せること。そのすべてに共通しているのが、正しい日本語の使い方になります。
古典でも、現代文でも、私の授業の根底には「正しい日本語の使い方」があります。今までなんとなくで使ってきた日本語を、しっかりとルールの上で運用されているものだと知る。そして、それを自分で正確に使うことができるようにする。そうした練習の中で、社会で通用する日本語力を身につけていってほしいと思っています。
読書、映画鑑賞、スポーツ観戦
古典(古文・漢文)、現代文
國學院大學 大学院 文学研究科